北京市、養老ケアセンターの2割以上が資金繰りに問題

業界ニュース 2017-03-28

九三学社北京市委員会は、社区養老ケアセンターの運営状況調査報告を発表した。同報告によると、社区養老ケアセンターのうち、「資金繰りに問題ない」と回答したのは18％にとどまり、「赤字」状況にあるセンターは36％、24％は「資金繰りに問題がある」と回答している。

また、介護スタッフの状況について、33％の養老ケアセンターでは、スタッフ1名あたり3～4名、28％のセンターでは同5～6名、17％のセンターでは同7名以上の高齢者をケアしている。学歴では約 71％が中卒、出身地では約90％が北京市以外の出身、年齢構成では40～49歳が最も多く、18～29 歳の若年層は7％にとどまっている。

同委員会では、専門的な研修システムの整備、デイサービス事業に特化した基金の設立、優遇政策や補助金制度の多様化、高齢者のニーズを把握する情報管理システムの構築が必要としている。

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