シンダットキャピタル、米国シニアケアホームへの拡大計画を発表
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2017-03-28
北京 - シンダット・キャピタル・マネジメント・リミテッド(Cindat Capital Management Ltd)は、海外の不動産に特化した中国の投資会社であり、高齢者を対象とした米国の家庭に今年20億ドルを投資しています。
不良債権管理会社China Cinda Asset Managementが支援する北京に本社を置く会社であり、米国の2つの上級住宅地にそれぞれ約10億ドルの投資を行っていると、共同設立者兼CEOのGreg Pengは述べています。
「これは、供給が基本的な需要を満たしていない米国内のおそらく唯一の分野である」、「 5〜10年後にベビーブーム世代は70歳になり、高齢者が大幅に増加するため、高齢者の医療不動産に対する需要が高まるであろう」とPengは水曜日の香港でのインタビューで語っています。
米国勢調査局は、65歳以上の米国人口が2020年までの5年間で18%増加し、5600万人に到達すると予測しています。 そのため他の中国の投資家も大きな関心を寄せており、1月にNorthStar Realty Finance Corpのヘルスケア不動産ポートフォリオの10億ドルの株式を購入することにTaikang 保険グループが合意し、シニア住宅および老人ホームを買収しています。
シンダット(Cindat)は、北京に拠点を置くUnion Life Insurance Coと提携し、同月、Welltower Inc.が所有する米国の高齢者向けの住宅のポートフォリオの75%の株式の購入を発表しました。資産としてBrookdale Senior LivingとGenesis Healthcare Incに賃貸した28の急性期経過後ケアおよび養護施設が挙げられます。
シンダット(Cindat)のマネージングディレクター、アラン氏は同インタビューにおいて、中国企業は、上級住宅ポートフォリオから少なくとも10%の名目リターンを目標にしていると述べています。
また、「投資収益率は商業資産に比べてはるかに高く、その収益率は通常一桁の上限がある」、「 65歳を超える人々は現在米国人口の約15%は占めているため、普及率は上昇していくであろう」と同氏は述べています。