アジアの高齢化に対するIMFの警告
業界ニュース
2017-05-18
国際通貨基金(IMF)はアジアの経済に対して、日本の経験から学び、急速に高齢化する人口に対処するために早急に行動するよう呼びかけており、一部の地域では「経済的に豊かになる前にみな年老いてしまう」と警告を発しました。
IMFはアジア太平洋地域の経済見通し報告書に基づき、過去数十年間にアジアは大幅な人口動向を享受してきたが、高齢者の増加に伴い人口統計的な「増税」が行われてきたと述べています。
「多くの地域で比較的低所得層に住んでいる人口が急速に高齢化しているため、高齢化への対応はアジアにとって挑戦となるかもしれない」と同報告書は指摘しています。また、 「アジアの一部の国は、裕福になる前に年老いてしまう」とも述べています。