7 月 7 日、北京市人大常委会は北京市在宅養老サービス条例（案）」の公開意見徴収を開始した。草案では、医療サービスの充実を最重要課題としており、社区衛生服務機構が在宅高齢者向けに以下のサービスを提供するとしている。（1）健康ファイルの導入：定期無料健康診断、予防接種、疾病予防、障害予防、健康指導など、（2）ホームドクターサービス：慢性病の進行追跡、医療リハビリ、介護サービス指導、（3）高齢者向け優先診断サービス：往診サービス等、（4）社区衛生服務機構とその他医療機関間での相互診察、（5）社区の高齢者施設との提携。また、二級以上の公立総合病院には高齢者診療科の設置を求めており、慢性病やリハビリなどに対応する。

さらに、草案では基本医療保険制度の整備を求めており、長期医療介護、看護、在宅医療介護によって生じる費用に関して、統一の医療費標準額に応じて一部負担できるよう要求している。

同条例は、市人大常委会の審議後、2015 年年初の市 14 回人大第 3 回会議に提出され採択されることを見込んでいる。

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