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「対話」衛計委主任李斌氏(写真・文字+動画)が、中国医療養老産業の発展方向を漏らした!

業界ニュース 2016-09-27

記事/湯晨

8月28日夜、中国CCTVの経済チャンネル“対話”コラムは、国家衛生と計画生育委員会主任である李斌氏を招待しました。ちょうど全国衛生と健康大会が開催されたばかりで、且つ中共中央政治局は“健康中国2030”計画概論を審査し議決したばかりの時、李斌氏が一般大衆の前に出るのは、かなり注目されています。今回李斌氏が談話番組の客になることは、ある程度で、幹部たちが全員参加された先週の衛生と健康大会 (「重量級」習近平氏が医療改革の基調を決定!7位の常務委員が全員出席したことは、どんなヒントを与えたのでしょう?) に対する全面解読と精神伝達をしようと言えるでしょう。


衛生と健康大会の最重要抜粋

「国民の健康がなければ、全面的小康がありえない。国民健康を優先発展の戦略的地位に置くべきで、健康な生活を普及、健康サービスを最適化、健康保障を改善、健康環境を整え、健康産業を発展することを重点に、健康中国の建設を加速推進し、国民健康を全面的に保障するように努め、“二つの100年”の奮闘目標を実現し、中華民族の偉大な復興という中国の夢を実現するため、しっかりした健康基礎を築こう」と習近平氏が強調しました。


我が国は複雑な局面に直面

「現在、工業化、都市化、人口高齢化、並びに疾患スペクトラム、生態環境、ライフスタイルが絶えずに変化するため、我が国は依然として複数な疾病と脅威の共存、多種の健康影響因子が交ぜ織りとの複雑な局面に直面しる。我々は先進国にある衛生と健康問題に面しているし、発展途上国の衛生と健康問題にも面している」と習近平氏が強調しました。


「病気を治すを中心に」から、「国民健康を中心に」への転換

「予防第一ポリシーを揺るぎなく徹底し、予防・治療を結び付け、共同で予防・制御、集団で予防・制御」を貫き、国民たちのライフサイクルにおける衛生と健康サービスを提供するように努める」と習近平氏が強調しました。


医薬衛生体制の改革は、大変困難でうまみのない仕事に正念場を迎えた。

基本医療衛生制度の確立に力を入れて推進し、分級診療制度、現代病院管理制度、全民医療保険制度、薬品供給保障制度、綜合監督管理制度の5つの基本医療衛生制度の構築に突破を取得するように努めます。


中国東洋医学・漢方薬の振興・発展に力を入れて促進させ、東洋医学・西洋医学共存を持ち続け、漢方薬と西洋の薬品の相互補充、協調発展を推進させ、東洋医学・漢方薬の健康養生文化の創造的転化、革新的な発展を実現させるように努めます。

  

多くの医療従事者のモチベーションを十分に発揮させ、給料待遇の昇進、発展スペースの拡大、職場環境の改善、社会地位の引き上げなど面から着手し、医療従事者の心身健康を重視し、様々な手段で医療従事者の職業名誉心を強め、社会全体が医療従事者を尊敬し、衛生・保健を重視する良 い雰囲気を造ります。


CCTVの財政と経済チャンネルのハイエンド・インタビュー・コラムにとっても、李斌氏のような国家部委幹部の出席が非常に稀です。では、この編集した後も52分間がある“対話”には、李斌氏が一体、どんなお話しをしたのでしょうか?


成績を話す:3つの数字から

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李斌氏が登場して開いた“国家健康ハンドブック”の1ページ目に3つの数字が現れ、この数字は我が国の現在の健康中国建設上に、得られた立派な成績であります。「76.34歳」とは、我が国の2015年の平均予期寿命。「96.5%」とは、我が国の国民医療保険のカバー率で、中国13億6000万の人口から言えば、これは世界で最大な医療保障網に相当すると李斌氏が強調されました。3つ目の数字は「30%以下」で、20数年間の努力を経て、特に医療改革を通して、現時点で我が国の全体医療費用に対する個人負担率が、改革前の40%余りから30%以下に下げたと意味します。


その後、李斌氏は妊産婦死亡率と乳児死亡率の2つの国際上で国民健康レベルを評価する指標を補足しました。数字から見ると、我が国は既に国際の中・高所得国の平均レベルよりも優れたレベルに達し、国連の千年発展目標より早めに達成できたと明らかにしました。


中国国情を正視


中国の特色の “国情論”は、ある場合では既に氾濫に使われた単語になってしまいました。ところが、医療健康問題上では、中国国情を正視するのは、恐らくただの口実だけでなく、実際状況に合わせて政策を制定する理性的な着眼点になります。 640.webp (19).jpg


李斌氏の“対話”における発言を良く聞くと、「中国国情を正視」という言葉は少なくとも5回ほど強調されたと気がづきました。例えば、分級診療の原因を話す時、「我が国の人口基数が大きく、13億余りの人口で、良質な医療資源の総量が不足であり、且つその分布が不均衡になっている」を説明。末端人材育成を話す時、「我が国はこんなに広くて、適地適制を実施すべきであり、各地の実際状況によって、何が足りなければ何を補う、不足なところを補足」を強調。保障のレベルを話す時、「我が国の全体的な保障のレベルはまだ低い。今年、都市部と農村部住民に対する投入が500元余りに達したが、この500元余は100米ドル未満。米国では一年間の投入が9000米ドルあまりに対し、我々はまだ100米ドル未満のレベル。だから、この保障のレベルを徐々にアップする必要があり、現時点はやはり発展途上国のレベルだから」と素直にお話されました。


“看病難、看病貴”のような文句を言われたことがありましたかと司会者に聞かれた時、李斌氏は「インタ-ネットでは、よく突っ込まれる」と直言しました。その後で、“事実に基づき、返事すべき。民衆から呼びかけがあったら、改革時にそれを応えなければならない”と態度を表明しました。


敏感な人なら、“民衆から呼びかけがあったら、改革時にそれを応えなければならない”という話は、習近平氏が2015年4月1日に主催した中央全面深化改革リーダーグループの第11次会議の演説中に述べたことがあると簡単に見つけることが出来ます。ちょうどこの会議で、「都市部公立医院綜合改革パイロットに関する指導意見」を審議し議決されました。


中国の国情は、我が国の健康保障費用と実際なニーズとの間に、必ず供給不足の問題が長期に存在することを決定されます。「この過程中、投入できるお金が限られているので、肝要なところに使わなければならない」。そのために、李斌氏は支払形式を改革する必要があると提起しました。「従来の医療保険の支払は、プロジェクトをメインに支払われるやり方だが、本質上、お金がたくさんかかることや多くの医療手段を使うことが勧められたことになったと言える。今後、病院側の自発的に節約する原動力を引き出す必要がある。医療保険は、節約型の医療保険に変更しなければならない。この仕組みを変えるべきで、同時に分級診療を付け加える」と李斌氏が語りました。


「家産が薄い」ため、全体の健康成績を引き上げる時、全ての投入費用を診療、治療の最後段階に使うことができません。「これは見合わないです。特に中国みたいな大国では、西洋北欧の一部の国のやり方を真似したら、結局負担できなくなる。病気治療のために、多くの治療費用も負担できない。ですので、国民に、病気になるのを減らし、重大な病気にならない、病気になる時期を遅くすることをさせる必要がある。これは、経済的な考えでもあり、国民自身の利益からの考えでもあり、綜合的な考えである。だから、予防・治療の結び付けを実施しなければならない」と李斌氏が率直に言いました。


「分級診療」はかつてない重要

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全国衛生と健康大会の会場から、“健康中国2030”計画概論の書類まで、分級診療はかつてない重要でした。


李斌氏は対話の現場で、家庭医師契約締結、医療連合体、末端医師待遇向上、末端医師育成の4つの面から分級診療の綜合的措置の推進を詳しく述べられました。


分級診療制度の実施は、診療・治療難を解決するための根本的な対策の1つであると李斌氏が強調しました。


李斌氏は、上海市とアモイ市の分級診療上の経験を紹介した以外に、医療連合体の形で大手病院と末端医療サービス機構との間に一致性、連続性のあるサービス連合体を築き、リハビリから、予防、治療まで一体化サービスチェーンを展開することも特に言及しました。


“対話”中、李斌氏は家庭医師に関する小さな逸話を言いました。それは、WHO事務局長の陳馮富珍氏が2014年に中国訪問の時、「私も1つの中国夢を持っている。私の中国夢とは、将来、定年退職後、中国に戻って住む時、世話をしてくれる1人の家庭医師を手配してもらえること」と習近平氏に話したことがあります。その後、李斌氏自身は陳馮富珍氏に「ご安心ください。我々中国は、きっとお夢を叶わせます」を言い、態度を表明したことがあるとお話されました。


国民責任と担当

健康保障において、政府が“夜間警備員”を務める時代が恐らく過ぎてしまうのでしょう。李斌氏の話によれば、政府側も“夜間警備員を務める”意志を持ってなさそうです。そのために、李斌氏は「国民自身の考えの転換と責任の担当」を大いに強調しました。


李斌氏が先ず最初に強調したのは、分級診療を話す時「国民たちは我々の医師を信じる必要がある。小さな医院の医師のレベルが低く、大手病院の医師のほうがレベル高いと信じ込んでいる。実はそうとは限らない。例えば、家庭医師の場合、毎日あなたを見てて、あたなの状況が直ちに把握し、一番よく分かっている。大手病院に行って、今日はこの先生に診てもらい、明日はその先生に診てもらう。場合によって、これらの医師があなたの日常健康状況を正しく把握できない可能性がある”。そのために、李斌氏は国民たちに「安心して大胆に契約を結んでください。身の回りのコミュニティサービスセンターの契約医師や家庭医師を自ら探してください」とお勧めしました。


李斌氏がその次に強調した国民責任とは、健康問題を話す時でした。「現在、中国の疾患スペクトラムが大きく変わり、2013年に慢性病の有病率が20%に達し、それで死亡した人数が全体死亡人数の83%を占め、慢性病の負担が疾病全体の70%以上を占めた。そのために、今度の健康建設の際に、私たち一人一人は自分自身の健康の第一責任者であり、全員で参加、全員で責任を負い、自分の健康のために責任を負うことを強調すべきである」と李斌氏が語りました。


李斌氏が非常に面白く語ったのは、次の言葉でした。「健康は決して簡単な医療問題ではない。13億人の大国では、一枚の小さな医療処方箋に頼って健康問題を解決することができなく、社会整備という大きな処方箋こそが、健康問題を解決することができます。 640.webp (21).jpg


香港艾力彼医院管理研究センターの主任である庄一強氏は、健康医療の幾つかの新しい言い方から、今後、中国の多くの社会資源が健康領域へ流れ、考え方も“医療を重要視”から“健康を重要視”へ転換すると見分けることができると考えているようです。


インターネット医療について、よい言葉だけを言い、冷水をあびせていない


当然ですが、今回の李斌氏との“対話”中、盛り上がっているインターネット医療の話題を避けてないでした。

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観衆から次の質問をされました。現在、インターネット医療の応用について、様々な見方と声が出ています。情報技術が健康中国における応用の中に、インターネット活用に関して、李主任はどう思われますか?何かアドバイスや要求がありますか?


質疑応答の際に、李斌氏はインターネット医療に冷水をあびせていないが、逆に「健康はインターネットを抱き合っている。言い換えれば、インターネットが健康と緊密に融合している行先は無限であり、様々な方面に応用できると思う」と前向きに言いました。また、李斌氏はインターネット医療の色々な応用ケースを熟知しており、かつ、質問に対する回答が遠距離医療、予約診療、院内情報化、Big dataの研究開発の応援、ウェアラブルデバイス、区域画像センターなどに触れました。これは、中国衛生部のリーダーが現在のインターネット医療生態に対して熟知しており、常に関心を持っていることと証明されました。


李斌氏はまた次のことを明らかにしました。今度の全国衛生健康大会において、李克強総理が健康産業を全力を挙げて発展させ、且つ国の新しい基幹産業の1つとして構築しなければならないと特に強調しました。また、話された5つの融合の中に、インターネットと健康の融合が含まれています。


面白いのは、李斌氏がインターネット医療を話す時、またWHO事務局長である陳馮富珍氏に関する話に触れました。前回、陳馮富珍氏が中国の高級個人医サービス機構に訪問した時、会見してもらったリーダーにプレゼントした――中国の市場で購入した1つのブレスレット。「効果は非常にいいが、広告宣伝をする疑いがあるため、ブランド名を言えない」と李斌氏が言いました。

 

司会者である陳宏偉氏は、「大丈夫です。中国国産ブランドのブレスレットですね。私たちは心が通じ合うから、はっきり言わなくても分かります」と言いました。